log.04 我ら海賊、行く手に敵無し
「ホッホ~~~~~~~ゥィ!」
「ホッホ~~~~~~~ゥィ!」
「ホ」
「ホ」
「ほぅぃ!」
オレたちゃ海賊(海賊)
陽気な海賊(海賊)
七つの海で見つけた宝
六つの海に捨ててきた~~~♪
「ホッホ~~~~~~~ゥィ!」
「ホッホ~~~~~~~ゥィ!」
「ホ」
「ホ」
「ほぅぃ!」
「野郎共!」
「ホゥィ!」
「お宝はみつかったか~~~!?」
「ホゥィ!」
「見せてみな!」
金銀財宝の詰まった箱が、三人の若者によって運ばれてくる。
髭面の船長は箱の中身を確かめると、満足そうに頷いた。
「よーし上出来だ!」
「ホッホゥィ!」
「じゃあ、オレ様はこれで死ぬ。後はお前ら、好きにやんな」
「ホゥィ!」
船長は大箱を閉じ、しっかりと鍵を閉めると、肩に担ぎ上げた。
「じゃあテメエら、元気でな!」
「ホ~~~~~ゥィ! 船長に敬礼~~~~!」
「ほぅぃ!」
どっぱーん
船の通り過ぎた後、二本の航跡の真ん中に、大きなしぶきがあがった。
「ホッホ~~~~~~~ゥィ!」
「ホッホ~~~~~~~ゥィ!」
「ホ」
「ホ」
「ほぅぃ!」
オレたちゃ海賊(海賊)
非情な海賊(海賊)
裏切り者には
血の粛正だ~~♪
「オイオマエら、次の船長は長男のこのオレだ!」
「なにいってんの、次男でも副船長のこの俺だろ」
「バカかお前ら、三つ子に長男も次男もあるか! オレだ」
「ええい、やかましい! てめえらコイツらをやっちまいな」
「そりゃこっちのセリフだ! 野郎どもこいつらを海に放り込んでやれ」
「テメエら子分に頼らねぇとなんもできねぇのかよ!?」
「なんだと!?」
どっぱーん
どっぱーん どっぱーん
「弟は海に放り込め!
兄貴と子分共は一生漕ぎ手だ、いいな!」
「ホ~~~~~ゥィ!」
どっぱーん
「ホッホ~~~~~~~ゥィ!」
「ホッホ~~~~~~~ゥィ!」
「ホ」
「ホ」
「ほぅぃ!」
オレたちゃ海賊(海賊)
無敵の海賊(海賊)
宝を求めて
西へ東へ~~~~~~~~♪
「船長! 向こうから船が来ます! 猫の目団です!」
「よーし野郎共、配置につけぇ!」
「ほぅぃ!」
見張り台に、マストに甲板に。
50人からの海賊達がびっしりと並び、行く手に現れた船へと向かう。
「野郎共、かかれー!!」
「ホッホ~~~~~~~ゥィ!」
「ホッホ~~~~~~~ゥィ!」
「ホ」
「ホ」
「ほぅぃ!」
「ヨイヤ!」(ほぅぃ!)
「ヨイヤ!」(ほぅぃ!)
「ヨッ」(ホッ)
「ヨッ」(ホッ)
「ヨイヤッ」(ホゥ~~~~~~~イ!)
「よう! 猫の目の!」
「珍しいな魚の目の! 八代前に会ったっきりじゃねぇのか!」
「おう! ご自慢の人魚像は飾ってねぇのかよ!」
「あれか! ありゃあ三代前が飛び込むときに宝がみつからなかったってんで、持ってっちまいやがった!」
「じゃあ、アレも見つけたもん勝ちだな!?」
「そうだ! お前らのところの龍神の珠も早いもん勝ちだ!」
「ガハハ」
「ガハハ」
船長会談の間に船員たち同士での情報交換、食料交換、人間交換などが行われ、
代々「ログ」に記された通り、すれ違いの手続きは滞り無く済んでいく。
「西の方で、見境無く船を襲う連中がいるそうだぜ。気をつけな!」
「東の方じゃ大地震が起こって、港に行っても補給できねぇぜ。気をつけな!」
「「それじゃ、よい宝を!」」
オレたちゃ海賊(海賊)
流浪の海賊(海賊)
海がオレたちの大地
海が墓場さ~~~~~~~~♪
「ところで船長」
「どうした副長」
「オレたち、いつまでこんな生活続けるんですかい?」
「……」
「……」
どっぱーん
「行くぞ野郎共!」
「ほぅぃ!」
「帆をあげろ!」
「ほぅぃ!」
「お宝探しに、出発だ!」
オレたちゃ海賊(海賊)
永遠の海賊(海賊)
六つの海に捨てた宝
七つの海に探しにいこう~~~♪